【教育に効率を求めるな】希望ヶ丘大学受験専門塾ブログ

こんにちは!Nii School代表の武末です。

最近、3歳の娘から希望ヶ丘駅に向かう途中に「にーしゅくーるってパパの家?」と聞かれたので「一緒にここに住もうか?」というと「ブドウゼリーないなら嫌だ」と断られたのでブドウゼリーを買おうか悩んでます。
#なんの話

さて今日は、「教育って効率悪いもの」というテーマについて書きたいと思います。

ただこのタイトルをもう少しちゃんとかくと「効率悪そうに見えるものこそ本当は教育にとって効率いいんだよ」という話です。

◼︎ ここでお話する”教育”について

ここでいう”教育”というのは、受験指導という意味ではなく、もう少し広い意味の教育を指します。

受験勉強には、まあある程度は”効率の良い勉強”というのがあります。
(ただし、これも注意が必要です。生徒たちがいう効率の良い勉強は大体が”楽な勉強”という意味です。)

僕がここでお話する教育というのは、教科指導に関わらず、礼儀や整理整頓から始まり、人間関係の話など生徒たちを育てる上で必要になる指導全てを指します。

◼︎ 僕が実践している教育

こういう意味で、僕が実践している教育は本当に多岐にわたります。

塾でこのように広い意味での教育をする必要があるのか、という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

結論、必要です。

僕が見てきた生徒は、決して全国的に優秀な生徒ばかりではありません。

全国偏差値で言えば、50〜65くらいの生徒がほとんど。

そんな生徒たちを、難関大学へ進学させるためにはいろんな手段を使う必要があります。

もちろん学力的に十分難関大学に合格する生徒であっても、人間的に指導しなければいけないタイミングでは勉強以上に話をします。
挨拶から始まり、愛想よく人と話せることがどれだけ社会で重要なのか、独立して改めて感じたことも素直に生徒たちに話します。

僕が見てきた生徒たちで、例えばケアレスミスが多い生徒は整理整頓が苦手な傾向にあるし、問題文をよく読み間違える生徒は人の話をちゃんと聞いてないことが多いです。

そんな時、ケアレスミス自体を注意するのではなく、僕は整理整頓の重要性を話ます。

人の話はちゃんと聞くことの重要性から、問題文との対話について話を広げていきます。

結局同じ人間なので、どこかで繋がっているし、その人の本質的な成長がなければ、よほどの天才でない限り難関大学の合格は難しいです。

◼︎ 教育の”効率”とは?

そんな指導をしていくわけですが、僕はここにいわゆる”効率”は求めません。

1回言っても伝わらないことなんてザラにあるし、同じことを諦めず何回も何回も伝える必要があります。

時には塾から近くのスーパーへ一緒に行き、ジュースでも飲みながら公園で話し込むこともあります。

厳しいことも言うけどその何倍も褒め、時には見守り、成長のタイミングをみて適切な指導をする必要があるわけです。

そんな時、何か”上手い言い方”や”効率の良い指導”が僕の中で体系化されているかといえば怪しいわけです。

目の前の生徒とその生徒が抱えている現状は日々刻々とかわるわけで、それに合わせて指導を柔軟に変えていく。

重要なことは「目の前の生徒を、保護者の次に想っている」と生徒に伝え、本気で指導すること。

ここに効率も何もなくて、「全力で指導する」以外なにもないんです。

◼︎ 受験勉強と教育の関係

先ほど、ケアレスミスや問題文の読み間違いについて触れましたが、受験勉強と教育はかなり関係していると思っています。

だらしがない生徒は基本的に努力の継続ができません。
朝起きるのも遅い。
自己管理ができない。
復習ができない。
だから成績が上がらない。

じゃあこれを解決しようと思ったら、だらしなさに対してダイレクトに指導する必要があるわけです。

毎日の生活習慣から話をするし、学校生活の改善も行います。

実際に、1期生では、成績が上がらない生徒の中で、このような指導を受けた生徒はほとんどです。

そして、だらしなさが改善されれば継続的に”ちゃんと”勉強できるようになります。

僕は今、必死にこの小手先のものではない本質的な教育をスタッフたちが実践できるように教育中です。

僕は40歳までに現場を離れなければいけないと勝手に思っています。

それは生徒たちの感覚もわからなくなるし、きっと少しズレた教育になると思うからです。

教育とは相手の理解が必須なわけですが、文化が違う生徒たちに対して、果たして相手の文化を理解せず適切な指導ができるのか疑問なんです。

もちろん僕が40歳になっても本質的な教育ができれば良いんですが、できなかった時に困るので、教育者を育てています。

◼︎ 僕が思う大学受験で結果を出す方法

今回の記事ではあまりいわゆる受験勉強の方法については触れませんでした。

これは僕の経験上、成績が上がらない原因が勉強方法以外のところにあることが多いからです。

人間の本質的な問題点を把握し、そこを指導することで波及的にいろんな問題が解決することは少なくありません。

人間は本質的な部分がちゃんと成長しなければ抜本的改善や再現性の高い成功に近づいていきません。

ぜひ1期生の合格体験記を読んでいただき、本質的な指導や、空間のデザインの重要性を知ってもらえると嬉しいです。

ではまた!!

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