もう7月ですね。なんと今年もあと半分。
よく歳をとると1年が早くなっていくと言いますが、確かにそうかも。
毎日が激動で、なかなか落ち着くタイミングがありません。
でもそれはそれでとても充実しているのでこれからも全力疾走で行きます。
さて、今日は「人間関係に必要なもの」というテーマでお話します。
それは「感謝とリスペクト」です。
大体人間関係がうまくいかない時には、これのどちらかが欠けている気がします。
まず「感謝」なんですが、これは中高生に多い気がします。
わかりやすい例が親への「感謝」です。
よく中学生とかが親に色々偉そうなことを言って、悪態ついたりするじゃないですか。
もちろんそれは時期的に当然の態度もあります。
反抗期は成長に重要な時期なので、あったほうがいいと教育のプロとして思っています。
しかし、その中でもやっぱり良くないなと思う悪態もあるわけです。
その原因は大体「感謝」がたりません。
もちろん子供が親の子を想う気持ちなんて理解できるはずもないですから全部を理解するなんて無理です。
でも毎日いろんな面でサポートしてもらってるわけですから、表面的なサポートに対しても十分感謝できるわけで。
その感謝が欠如するとどうなるかといえば親からのサポートを棚に上げて、自分の主張等を偉そうにいうわけです。
人間感謝の気持ちがあると、何か思ったことがあってもブレーキがかかります。
「いや、これってありがたいことだよな」
こう思えるようになるんですよね。
感謝するだけで、かなり相手への態度が変わってくると思います。
ちなみに僕はスタッフたちへ指導する時、意識的にいつも「大手等の塾じゃなくてうちで一生懸命働いてくれることは本当にありがたいことだ」と思うようにしています。
次に「リスペクト」です。
ここをあえて英語のrespectにしてるのですが、これは日本語だとうまく表現できないからです。
無理に日本語にしようとすれば「尊重」になると思います。
「リスペクト」という言葉の語源は、ラテン語の「respectus」に由来します。この「respectus」という単語は、「再び見る」や「振り返る」という意味を持つ動詞「respicere」に由来しています。「respicere」はさらに、「再び」を意味する「re-」と「見る」を意味する「specere」の2つの要素から成り立っています。
そこから何度も見るということで、尊重や尊敬等の意味になっていくんです。
よく人間には「支配欲やコントロール欲」があると言われています。
相手への不満を深掘りしていくと結局は「自分の思う通りに相手が動いてくれない」というものになります。
結局相手の「ありのまま」を受け止めることをせず、自分の思う通りならないことに不平不満をいうことでそれが「愚痴」となるわけです。
人間は自分と全く同じ人なんて絶対にいないわけです。家族だってそう。
そうなったとき、「自分と相手は違うんだ」ということをまず受け止め「ありのままの相手をまずは受け止める」が必要だと思っています。
そのリスペクトができなくなった瞬間に不平不満等が生まれると思っています。
僕はこの話を生徒たちによくするんですが、あまりこういう話を学校では聞かないようで、目を丸くして聞いてくれます。
本来僕は、受験なんて人生の通過点でしかなく、もっと本質的なことを伝えたいという思いが強い人間です。
なのでたくさんの本を読み、いろんな話を聞き、いろんな映画等をみてその時代の価値観に触れ、それを令和、これからの時代にあったメッセージへと変換していきます。
悲観的なニュース等が多いこの日本で、少しでもこれからの子供達が「将来にワクワクする」と言えるよう僕も日々勉強しながら頑張っていきます!!