息子と遊んでいて思い出したこと | 希望ヶ丘大学専門塾ブログ

僕は父と一緒に暮らしたことがありません。

父とは僕のサッカーの送り迎えで会ったり、たまに二人で出かけたりするくらいでした。

1ヶ月以上会わない時期もあったり、会う頻度はまちまちです。

理由はもちろん父と母の仲が悪かったからに他ならないわけですが、その程度でいうとお互いが敬語で話しているくらいです。

そんな僕が、今日息子と遊んでいた時にふと思い出したことがありました。

父とゲームセンターに行った時のことです。 対戦型のゲームで一緒に遊んだのですが、なぜか僕は「勝ちたくない」と思ったんです。

それはやっぱり「パパは強い!」と思いたかったからかもしれません。

僕は両親と一緒に暮らしたことがなく、家族旅行の記憶もありません。 両親は敬語で会話していたので、父に対してどこか気を遣っていた部分もあったと思います。

時々、みんな一つ屋根の下で暮らしたらどうだろうと考えることもありましたが、実際にそうなったら、むしろ居心地が悪くなるんだろうなとも感じていました。

だからこそ、父親という存在がどんなものか、今でもはっきりとイメージできません。(当然”家族”というものがどんなものなのかさっぱりわかりません)

その時の「勝ちたくない」という気持ちは、きっと父との関係の中で、父親らしい強さを求めていたのかもしれないなと今になって思います。

僕より強い身近な大人を求めていたのかも知れないです。 そして今、息子と遊びながら思うのです。

たとえ息子が本気で僕に挑んできても、大学生くらいまでは「お父さん、強い!」と言ってもらえるような存在でありたいです。

だから今日も仕事終わってしっかり筋トレして強くなり、仕事やそれ以外の面でも誰よりも失敗して、恥をかいて、それでも前に進む僕なりの『かっこいいパパ』でありたいと思います。

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