14年目の東日本大震災 | 希望ヶ丘大学受験塾

今日は日本国民にとって大切な日なので、こんなメッセージを保護者の方々に送りました↓

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保護者の皆様へ

今日は、東日本大震災から14年目の3月11日です。

2011年3月11日、僕は国立大学合格者発表後、母校へ挨拶へ行く途中でした。
19歳になる年の春でした。
あの日、友達とどんなサークルに入るのかなど、いろんな話をしながら母校へ向かっていると、工事現場のおじさんたちが車のラジオにみんな耳を傾けていたのです。

何か大きなニュースでもやっているんだろうと、その時は気にもしませんでした。

母校でひとしきり先生方と話したあと、家に帰るとテレビにはまるで映画のワンシーンのような信じられない光景が映し出されていました。
高校生だった僕は、正直、事の重大さがわかっていなかったように思います。
家と車が流され、大変なことが起きているんだ、とわかってはいました。

しかし、あの日に多くの人々の幸せが壊れていくことなど考えもしなかったように思います。

あの日から、14年目の今日、僕はおかげさまで、Nii School は、開塾3周年を迎えようとしています。
また、私生活では、毎日育児に翻弄されながらも、素晴らしい生徒と保護者の方に支えられ楽しくお仕事をさせていただいております。

毎年何かに挑戦してきた自分ですが、3月11日と終戦の日だけは、全てをストップし、歩みを止め、今自分が立っている場所を見つめ、後ろを振り返り、現在の自分が生きていられることに感謝するようにしています。

人間は毎日全てに感謝することなんてできないのだろうと思いますが、今日のような日は大切にしたいと思っています。

今日は、みなさんに僕の大切にしている曲を紹介します。 Radwimpsの曲です。
これはこの曲がリリースされている時から、毎年聞くようにしています。

https://youtu.be/-0DZQaxPH5s?si=LEZCaIvgSq7WAc03…

「さよならをちゃんと言える別れは   
 幸せなのかも なんて思ったよ」

僕はこの歌詞を大切にして生きていきたいと強く思っています。

生徒たちからすれば、親がうざいと思うことが何度もあるのだと思いますが、そんな親との別れは来るんですよね。
しかも、その別れがあと50年後くらいに、心の準備ができた上で訪れたら、それはとても幸せなことです。

しかし、本当にいつその別れが来るかわからない。
だから、毎日じゃなくてもいいから、何かの節目には必ず感謝するんだと生徒たちに伝えています。
誕生日でも、年末年始でもなんでもいいから、感謝はちゃんと伝えておくんだと。
さよならと言える別れの方が少ない気がするからです。

これは保護者の方々にも言えます。
僕は2度の流産を経験しました。
両方とも心拍確認後でした。

だからこそ、目の前にいる我が子の心臓が動いていることは、決して当たり前ではなく、素晴らしいことなんだと思っています。

僕の娘は3月25日でようやく4歳になります。
きっとあと10年もすれば、反抗期を迎え、喧嘩もして、憎たらしく思う日が来るのだろうと思います。

でもそんな時、流産の経験を思い出し、どんなに腹が立っても生きていてくれる娘に感謝しようと固く心に誓っています。

僕は、Nii Schoolに通っている生徒全員、本当に素晴らしい子たちだと思います。
そして、そんな素晴らしく僕も自慢したくなるようなお子様を、僕には想像できない困難を乗り越えながら、保護者の方々が必死に育ててきてこられたことに感服いたします。

これから立ち向かっていく受験生活で、我が子に腹が立つことや、歯痒い気持ちになることなどたくさんあるかと思います。

そういう時はぜひ、お子様が生まれた “あの日” を思い出し、そっと背中を押してあげてください。
その後は僕が全力でサポートします。

僕は、これからもたくさんの挑戦をし、前へ進んでいきます。
そして必ず、Nii Schoolに入ってよかったと思ってもらえる環境を作ります。
どうぞお任せください。覚悟は行動で示します。

Nii School
代表 武末

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