『夢がないという勘違い』| 希望ヶ丘大学受験塾部ブログ

こんにちは。Nii School代表の武末です。

今日は、「将来の夢がない…」と悩んでいる人に、どうしても伝えたい話があります。

それは、『夢がないというのは、勘違いかもしれない』ということ。


今の世界だけで探しても、見つからなくて当然

夢がない。
やりたいことが見つからない。
将来の目標が決められない。

そう思っている人は多いです。でも、それって本当に“何もない”んでしょうか?

僕は、そうじゃないと思っています。

なぜなら、今の自分の世界の中だけで、夢を探しているからです。


学生のうちに見えている世界は、ほんの一部

たとえば、今の中高生が触れているのは、
・学校の先生
・家族
・テレビやSNSで話題の人
・周りの友達や部活の先輩

つまり、“日常の中にある世界”だけなんです。

でも実際には、この世界の外にもっともっとたくさんの“生き方”や“職業”や“可能性”がある。

そのことを知らないまま、「今見えている中で夢を見つけろ」と言われたら、
それは正直、宝探しを半径10メートル以内でやっているようなものです。


実際に「将来の仕事」の多くは、まだ存在していない

世界経済フォーラム(WEF)のレポートによると、今の小中高生が大人になる頃には、約65%の人が“今は存在しない職業”に就くとも言われています。

つまり、今の時点で「これが夢です」と答えられないのは、その仕事自体がまだ世の中に“存在していない”からかもしれません。

だから、見つからないことを焦る必要はありません。
“今の中にない”のが当たり前なんです。


「夢がない」は、「まだ出会っていない」だけ

大事なのは、『夢は、自分の中からポンと湧いてくるものじゃなくて、経験の中で見つかる』ということ。

・誰かの話を聞いて心が動いた
・やってみたら面白かった
・頑張って結果が出たことが自信になった

そうやって、少しずつ「これ、好きかも」「これ、得意かも」が積み重なっていく。夢って、『“見つけるもの”じゃなくて“出会うもの”』なんです。


Nii Schoolでも、「夢がない」子はたくさんいる

正直に言うと、うちの生徒の中にも最初は夢がなかった子がたくさんいます。

でも、受験勉強を通して、
「自分はどんなことなら頑張れるか」
「誰かのために何かしたいと思えるか」
「どんなときに心が動くか」
そういう“自分自身”と向き合う時間を重ねる中で、
少しずつ、自分の軸ができていきます。


最後に

夢がない。
そう思ったときは、「自分には何もない」と落ち込むのではなく、『まだ出会っていないだけだ』と思ってほしい。

そして、出会うためにできることはたくさんあります。

・いろんな人の話を聞く
・普段やらないことをやってみる
・自分の興味に正直になってみる

大人になってから夢が見つかる人も、社会に出てから天職に出会う人もたくさんいます。

だから、焦らなくて大丈夫。
でも、立ち止まらずに、少しずつでいいから動いてみよう。

夢は、きっとその先に待っています。

それではまた!

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