今日は「優しさと強さは併せ持つことが大事」というテーマでお話します。
いろんな生徒とこれまで向き合ってきて、いわゆる「優しい」生徒には「強さ(痛みを背負うこと)」が足りないことが多い気がしています。
これは受験に限った話ではないのですが、本当の優しさには必ず強さが必要だと言うのが自論です。
例えば、雨が降っていたとしましょう。その時とても大事な友人が傘を忘れてしまった。でもその友人は何回注意しても雨の日に傘を忘れてしまう。
その原因は「天気予報を見るのがめんどくさいから」
そんな時、表面的な優しさだとその日も傘をさしてあげるかもしれない。そしたら友人は笑顔で「ありがとう」と言ってくれます。
しかし僕の中でそこの強さがかけ合わさると傘をさしてあげなくなります。
その日はきっとずぶ濡れで帰ったほうがいい。 そして家で「もうこんな目にはあいたくない。だから次から天気予報を確認しよう」となるかもしれません。
でもその時、きっとその友人はこちらの真意がわからず「何で友達なのに傘をさしてくれないんだ。最低。」と言ってくるかもしれない。
もちろん大切な友達がずぶ濡れになるのなんて嫌だし、自分に腹を立てられるのなんて望んでもない。
でも、もし自分がそばにいない時、また雨が降ったら、今度はずぶ濡れになることが許されない大切な仕事の前だったら、そんな時のためにやはり自分で傘を持ってくるようにしてあげないといけない。
この時に、友人のずぶ濡れや一時的な攻撃を受ける覚悟を持って「傘をささないこと」が「強さ」だと思っています。
本当に相手のことを思えば時にこちらが痛みや苦しみを背負うことだって必要になるかもしれない。それを引き受けることが強さだと思うんです。
受験に話を戻せば、いわゆる「優しい」生徒は勉強に関する「強さ(痛みを背負うこと)」に苦手意識があることが多いです。 受験には必ず痛みが伴います。たくさん勉強をしないといけないし諦めそうになる気持ちに鞭打って前へ進まないといけない時もある。
でもその痛みは「成長痛」なんです。その痛みを背負う強さを身につければきっとこれから「強さ」が必要になるタイミングできっと痛みを背負う覚悟を持って前へ進める気がしています。
僕の中で、大学受験は単なる試験・通過点にするのは勿体無いと思います。
人として大きく成長できる機会だからこそ、学力を引き上げることはもちろんですが、大学受験が終わった後に、そこで得たものをその後の人生で活かしてくれたらいいなと思っています。
これからも生徒に対して僕自身が「優しさと強さ」をちゃんともち、指導していきたいなと思っています!
今日も最高の1日にしていきましょう!