こんにちは。Nii School代表の武末です。
今日は、これから勉強を本気で頑張ろうとしている生徒、
そして「やってるのに伸びない」と感じている生徒に伝えたい話があります。
テーマは、『あなたに必要なのは参考書ではなく指導者だ』ということ。
勉強方法よりも、“誰に引っ張ってもらうか”が重要
世の中には、いろんな勉強法があります。
・〇〇式記憶法
・○時間勉強法
・ポモドーロ・テクニック
・○○流ノート術
どれも大事です。
でも、僕が現場で多くの生徒を見てきてはっきり断言できることがあります。
それは、『勉強法よりも、誰に引っ張ってもらうかで学力は決まる』ということ。
科学的にも証明されている「他者の存在」の影響力
心理学者のバンデューラが提唱した『社会的学習理論』では、
人は“モデルとなる人の行動”を観察し、真似ることで学びが深まるとされています。
つまり、ただやみくもに自習するよりも、
『そばにいる指導者の存在そのもの』が、学びを何倍にも引き上げてくれるんです。
また、近年の神経科学では、
“誰かに見守られている”という安心感が脳内の報酬系(ドーパミン系)を活性化し、
モチベーションの維持にも大きく影響を与えることが分かっています。
参考書は「道具」、指導者は「地図」
たとえば、君が山登りをするとします。
地図もなく、ルートも分からない。
だけど装備(=参考書)だけは一流。
これで無事に山頂まで登れるか?
……おそらく途中で迷って、諦めてしまいますよね。
でも、もしそばにベテランの登山ガイドがいて、
「こっちに進むと危ないよ」
「次はこの坂があるから体力を温存しておこう」
と声をかけてくれたら、安心して前に進める。
勉強もまったく同じです。
『何を使うか』よりも『誰と歩むか』のほうが、はるかに大切なんです。
指導者がいると、なぜ成績が伸びるのか?
✔ 自分に合った“やり方”を見つけてもらえる
✔ 今の立ち位置と目標までの距離を“見える化”してもらえる
✔ つまずいたとき、すぐに方向を修正してくれる
✔ 迷ったとき、背中を押してくれる言葉をかけてくれる
この“伴走してくれる人の存在”があるだけで、
学習は何倍にも効率よく、前向きに、続けられるようになります。
そして何より、「あなたの可能性を信じてくれる人」
人が一番変わるのは、
『自分より先に、自分の可能性を信じてくれる誰か』に出会ったときです。
「君ならできる」
「大丈夫、合ってるよ」
「ここまで頑張ったじゃん」
そんな言葉を、本気で言ってくれる指導者がそばにいるだけで、
人は不思議なほど強くなれる。
これは、指導の技術うんぬんよりも、もっと根本的な力です。
最後に
今の時代、参考書も動画も、スマホ一つで何でも手に入る。
でも、『君のために考えてくれる人』『本気で向き合ってくれる人』は、ネットでは手に入りません。
勉強がうまくいかないとき、
参考書を変えるよりも、まず“人”を変えてみてください。
君を本気で引っ張ってくれる人。
君を信じてくれる人。
君が信じられる人。
その“誰か”との出会いが、
きっと君の人生を変えていくから。
それではまた!