”センス”の鍛え方

こんにちは。Nii Schoolの武末です。

今日は、僕がデザインの”センス”をどうやって学んできたかについて、経験を交えてお話ししようと思います。


お金がなかったから、全部自分でやるしかなかった

起業したばかりの頃、僕には外注するお金なんてありませんでした。

チラシ、広告、ホームページ、ロゴ、SNSの画像まで。
とにかく全部、自分で作るしかありませんでした。

その中でも一番苦労したのが、デザインです。

『かっこいいチラシを作りたい』『見やすい広告にしたい』
そう思ってパソコンに向かっても、全然いいものが作れない。

そもそも、何が“いいデザイン”なのかすら分からなかったんです。


最初にやったのは、とにかく“見ること”

そんな僕が最初にやったのは、とてもシンプルなことでした。

『とにかくたくさんのデザインを見る』

SNSで検索、Googleで検索、本屋でデザイン集を読みあさる。
チラシ、ポスター、広告、バナー、LP。ありとあらゆるデザインをひたすら見続けました。

なぜかというと、僕はこう思っているからです。

『センスは、見てきた数に比例する』


サッカーから学んだ“感覚”の正体

僕はサッカーをずっとやってきました。

例えば、何プレーか見れば、その選手がどれくらいのレベルか大体わかります。
うまい選手と、そうでない選手の違いが自然と見えてくる。

でも、バスケットボールの選手を見た時は、何が上手で何がダメなのか分かりません。
それは、単純に『見てきた数が少ないから』です。

つまり、見てきた量が判断力をつくる。
これはスポーツでもデザインでも、同じだと思います。


“良い”も“悪い”も、両方見ることが大事

見る時に大切なのは、一流のものばかりを見るのではなく、
評価されていないものも含めて、幅広く見ることです。

僕は、いろんな業種のチラシを集めては、ひたすら眺めました。

そうして見続けていると、
『あ、この配置いいな』『この配色は見づらいな』
というように、自分なりの感覚が少しずつ育ってきます。

この「なんとなくわかるようになってきた」感覚こそが、
センスの“種”になると僕は思っています。


今も成長の途中だけど

もちろん、今の僕のデザインセンスがすごくいいとは思っていません。

でも、少なくとも起業当初よりは、
『見やすく』『伝わりやすい』ものが作れるようになってきたと思います。

最初は見様見真似でしたが、続けるうちに「これは自分らしいな」と思えるデザインも少しずつ出てきました。


最後に

もしあなたが、デザインで悩んでいるなら、まずやってほしいのは『たくさん見ること』です。

いきなりPhotoshopやCanvaで何か作るよりも、
まず“目”を鍛えることから始めた方がいい。

見ることで、判断軸が育つ。
判断軸が育つと、どんなデザインをすべきかが分かるようになる。
すると自然と、手が動くようになる。

デザインも、勉強も、スポーツも。
全部“観察力”が第一歩だと、僕は思っています。

それでは、また!

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