プロの話を聞かない素人

医者の忠告を聞かず、体調が悪化する患者の話はたびたび聞きます。

これって、側から見てれば「なんでプロの言うことを聞かないんだろう」と思うわけですが、これって教育においても同じことが起こる気がしています。
(もちろんヤブ医者がいるように嘘をいう教師や塾講師がいることは否定できないので盲目的に信じることは良くないかもしれませんが今回はそれを踏まえても、の話です)

僕はプロとして何をするかというと、大まかに言えばまず第一にすることとして「失敗する人の共通項をしっかりと伝え、そこは絶対に避けるように指導する」です。

合格体験記ってあると思うんですけど僕はあれそこまで気にしなくていいと思っています。
なぜかと言えば、合格する人の共通項って探すのが難しい
もちろん共通項を探せばいくつかあります。
でもこれって、「失敗する人の共通項を避けてきた」と言う共通項な気がしています。

例えば、使った問題集なんてのは定評のあるものであればまあ大差はない。
暗記の方法だって、声に出す人もいれば、書きまくる人もいて、いろんな方法があるわけです。

つまり覚え方は人それぞれであって、成功者の話は「参考」にする程度でいい。
自分がそれを真似しないとうまくいかないわけではないわけです。

で、僕はその共通項をしっかりと伝え「それを避けろ」と指導します。

昨日公開したブログでオリジナルの問題集について書きましたが、この問題集は「この問題は絶対にできないといけない。これが解けないと入試なんて話にならない」と言う問題から集めています。

これって「これが解けないのはまずい」と言う成績が上がらない人の共通項を取り出し、そこを潰しているわけです。

なので、変な出題とか、マニアックな問題はなく、本当に足腰鍛えるようの問題しかないわけです。

で、逆にここを潰しておくとやっぱり成績は上がっているようだし、この失敗する人の共通項を避けることというのは効果があるように思います。

前置きが長くなりましたが、こんな感じでプロは目の前の生徒が失敗する確率を極限まで減らし、成功確率を高めているわけですが、それを理解せず「自分がやりたい勉強」を優先することが結構あります。

あとは「それは私にはいらない」という姿勢。

もちろん、絶対なんてのはないので、その選択が100%間違ってるかと言えばそうじゃない。
でも数百人の受験生を見てきて、こっちは365日教育について考え試行錯誤してるわけなので、高校生やその保護者より知見はあり、ノウハウは持ってるわけです。

それでもなぜかプロのいうことを素直に聞いてくれない人が一定数います。

ただ気持ちはわかるんですよね。
なんとなく勉強ってプロというのが伝わり辛い分野なので、プロと素人の差が明確じゃない。

だから僕はこういう時に「こう思わせてる自分が力不足なんだよな。謙虚に圧倒的な実力をつけて結果を残すしかないな」と思うようにしています。

共通テストの自己採点が続々と終了していますが、数学が不安だった国立文系の生徒はみんな目標点クリア。
第一志望にしっかり出願できる点数を確保しました。

でもこれってほんとに素直に僕の指導を信じてくれたおかげ。

共通テストで点数を「守る」という観点なら再現性が高いわけです。
そんなの大手の予備校に負けるわけないじゃん。

僕は教育のプロなんで、本気で成績を上げたい、合格したいという生徒がいたらぜひNii Schoolに足を運んでください。

僕は、生徒の人生に必ず良いきっかけを与えます。

じゃあまた!

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