さて、今回のテーマは「人間関係で大切にしていること」です。
新学期が始まり、慌ただしく毎日が過ぎ去る中にも、毎日がどこか新鮮な感じがする特別な時期になりました。
寂しい別れや新しい出会いが多くあるのが春ですが、私たちを取り囲む「環境」の大きな要素として「人間関係」があることは間違いありません。
そして、その人間関係が大きく変化する時期がこの春です。
僕が教員をやめ、独立企業し、Nii Schoolを開塾してからの出会いはとても貴重な財産となりました。
例えば、通塾してくれている生徒はもちろんのこと、それを応援してくださり、当塾を信頼してくださる保護者の方々とも貴重な出会いだと思っています。
僕は、人と出会ったとき気を付けていることが2つあります。
1つ目は、出会った人に対して「誠実」であることです。
出会ってくれた人たちに、嘘をつかず、自分を偽ることなく相手を大切にするよう心がけています。
独立してより感じるようになったのですが、自分を偽って継続している人間関係は結局長続きしないんです。
そして、何より相手に失礼だなと感じるようになりました。
代表をやっていると「Nii Schoolの教育に共感します!応援させてください!」と都合のいいことを言って結局は自分の利益のためにうちを利用しようとするフリーランスや会社にたくさん出会ってきました。
その時、「なるほど、自分を偽り都合のいいことばかり言うのってこんなにも失礼なのか」と痛感したんです。
だからこそ、生徒や保護者の方と接するときには、必ず「生徒のためになるのか」のみを基準に判断しています。
この積み重ねが、生徒や保護者の方々からの信頼につながると信じています。
2つ目は、「自分」をしっかりと持つことです。
これはもちろんお仕事としての一面も持つのですが、「自分」を明確に持っておくことは、人間関係を構築する上で非常に大事になると思っています。
例えば、僕の考えとして、「大学受験は通過点に過ぎず、学力で人を判断しない。」や「もし大学受験がその子にとって通過すべきポイントではないと判断すれば積極的に退塾を保護者の人と話し合い、その生徒が本当により良い人生を歩めるよう接していく」というものがあります。
よく学習塾は、営業利益のため「とにかく授業を取ろう」「とにかく受験を頑張ろう」のような指導をしているようです。
これもまあ一つの方針かもしれませんが、僕はこういう生徒保護者を犠牲にした利益のあげ方が嫌いです。
人としてもそうですが、最終的に良くない塾として認知され人も集まらないだろうし、長期的なブランディングにもならないと思うからです。
そして、「自分」があるからこそ「他人」があって、その他人が持つ「自分」を尊重することができます。
確立した自分の軸を中心に相手を尊重しながら人と接することは、人間関係を構築する上でとても大切だなと思う今日この頃です。
これから新年度が本格的にスタートし、新しい生活が始まっていく中で、生徒たちの環境も変化するとは思いますが、「変わらないもの」「変えたらいけないもの」をしっかりと考えさせ、指導していきたいと思っております。
今年度もどうぞよろしくお願いします!