僕の挫折②

前回では僕の高校入学までのお話をしました。

こんなに僕の挫折の話が長くなるとは・・・笑

高校入学した僕は、パニック障害を発症していたため通院をしながらサッカー部に入り勉強と部活をなんとか両立していました。

サッカー部の専用のグラウンドまで学校から自転車で約7キロの道のりです。

ホームルームが終わると同時に急いで自転車を漕いでグラウンドへ向かいます。

練習が終わるのが午後9時。それから帰ってご飯を食べお風呂に入って勉強です。

帰宅するのは10時半。勉強開始はなんとか11時半前後。

よし勉強!と思って5分後には寝落ちし、気付いたら朝になっているということが度重なり、このままだといけないと感じ、そこで初めて「朝型」への変更を決意します。

急いで11時には布団に入れるように家の中ではほぼ駆け足でした笑

5時には起き、1時間から1時間半程度勉強して学校へ行く日々が続きました。

そんな中で、成績を維持するために必死に授業を聞き勉強しました。

でも、現実はそう甘くありませんでした。定期テストはまだなんとかなりますが、模試だとなかなか太刀打ちできない。

これでは僕の第一志望であった京都大学への道はなかなか難しいと感じるようになりました。

そんな中、旧帝大志望のサッカー部の先輩はなんと、はなから浪人を決め込んでいたのです。

物理的に間に合うわけではないし、両方中途半端になるくらいなら浪人を覚悟して思いっきりサッカーをすればいいと。

僕は「確かに!!!!!!!」と思いました。

その夜、一応親に相談してみるとやはり回答は「金銭的に無理」

まあそれはそうだよなと思いました。

ここで僕は大きな決断に迫られます。

現役で京大へ合格するのか、志望校を変えるか。

僕は悩んだ結果、勉強をとることにしました。

僕は友達に金銭的な理由でとは言いたくなかったので適当に健康上の理由ということで退部をしました。

これは僕の中で一つの「挫折」だったと思います。

両立する能力がなかったことももちろんそうですし、お金があれば浪人して勉強できたと思いました。

しかし、ここまでの人生で不屈の精神を手に入れていた僕はなんとか気持ちを切り替え、学習へ向かいます。

そこからサッカーへの気持ちを晴らすかのように勉強し、高校3年生の夏までなんとか合格が見えてくるようなレベルまでこぎつけたのです。

そう思っていた矢先、再び体調と金銭面の壁が立ちはだかります。

まず勉強のプレッシャーからパニック障害が悪化してきたのです。

模試では動機がし、なかなか全ての時間集中して問題を解くことができなくなってきました。

また、京都へ行くとなると一人暮らしをしなければいけないため金銭的負担がかかります。

もちろん学費は全て奨学金の予定でしたから、生活費も考えると月に20万ほどの奨学金が必要だということがわかります。

僕の中でこれはとても大きい精神的負担でした。

高校生の僕にとって20万を毎月借金すると考えた時とてもそれに耐えて生活する強さはなかったのです。

私立の滑り止めも受けませんでしたから、現役で合格するには国立に一発で合格する必要があったのです。

医者とも相談した結果、県外ではなく地元の熊本大学へ進路を変更しました。

ここでも自分はなんのためにサッカーを辞めたのか、と大きな悔しさと「挫折」感を感じることになるのです。

今思えば、体調を崩してまで京都大学へ行っていたら一人ぐらいの負担から再起不能のところまで行っていたかもしれないし結果的に良かったと思っています。

しかし、当時の自分にはなかなか現実を受け入れることはできませんでした。

元々法学部への進学を考えていたのですが、僕が憧れていたのはあくまでも「京都大学法学部」であったので熊本大学では法学部へ行く選択肢はありませんでした。

そんな中、僕の夢は「教育現場のサポートする弁護士になること」でしたので、まずは教育現場のことを知ろうと教育学部へ行くことにしました。

なぜ当時には珍しい「教育現場の弁護士」を目指したのかは別のブログでお話します。

教員の教科選択をする際に、好きな英語より「楽(ラク)そうな」数学にしました。

考えることは好きだし、何よりそこまで勉強しなくても数学はできる自信があったので安易に選びました(入学後高校数学との違いに打ちのめされます笑)。

とにかくミスなく実力を出し切れば合格できるレベルではあったのでなるべく気持ちを切り替えて勉強することにしました。

しかし、センター試験当日またしも試練が訪れます。

と、ここまで書いてまたもや長くなりそうなのでこの辺で今回は終わりにしようと思います。

書き出しておいてなんですが、書き始めなければ良かったと後悔しています。笑

僕の挫折を書き始めるとめちゃくちゃ長くなるからです。

まあでもこれを読んでくださる保護者の方や生徒のみんなに少しでも良いきっかけができたらいいなと思っています。

僕は常に生徒たちへありのままの自分で接します。

先生という立場ではなく30歳の人として16、17、18歳の人たちに伝えたいことを伝えるというスタンスです。

こういう人生を経て感じたこと学んだことを等身大の自分で伝えて行けたらいいなと思っています。

そして、1人でも「Nii Schoolで学べてよかった」と思ってもらえたらこれ以上に嬉しいことはありません。

これからも一生懸命自分ができる教育を行いたいと考えております。

今後ともNii Schoolをよろしくお願い致します。

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