入塾しなかった生徒の話

Nii Schoolは、ほぼほぼ体験授業を受けた生徒は入塾につながっています。
「やっぱりやめます」と言う言葉はあんまり聞かずにきた。

でも、少なからずその言葉を聞くタイミングはあるんですが、その”全て”が「現在の成績は低いけど、一般受験で難関大学を目指したい」と言う生徒。

Nii Schoolでは、「なりたい自分」を大切にするため、現実を真摯に受け止めながらも最大限生徒が行きたい大学に合格するためにはどうしたらいいのかを考え実行します。

そうすると、やはり成績が低い(全国偏差値40代)生徒は同年代の生徒よりも頑張らないといけないわけです。

ここで僕は葛藤します。

A:合格させるために体験授業から必要なことを提示して体験授業期間もなるべく合格する確率を高めるため指導する
B:とりあえず入塾まで持っていくため厳しい感じは出さず楽しさ重視で現実は突きつけない

経営的に考えればBの方がいい。
そしてほとんどの塾はBを取ります。

でも僕がNii Schoolをつくった理由は「なりたい自分になれる場所」を作るため。
そうすると体験授業の1ヶ月であっても、その生徒のために全力を注ぎ、何回もミーティングをしながら少しでも前に進めるようサポートします。

ただ、やはり現在の成績が低いからこそ、やるべきことは他の人より多いわけで、そのしんどさに心が折れるわけです。

「やっぱりやめます」の言葉を聞くとやはり残念だし、もっとやれるべきことがあったのかなと思うこともありますが、それでも一番大事なのは生徒の人生なのでここで利己的にお金を払ってもらうだけのための営業をしてしまうと騙してしまうことになるよなぐるぐる考え込んでしまいます。

僕は「優しくはするが、甘やかしはしない」と言う教育方針を教員時代からとっています。

本当に生徒のためになることはなんなのか。
それを今後も模索しながら、いい教育機関であるようNii Schoolをつくって行きます。

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