共通テストの数学平均点が8割を超えた理由

高3の理系クラスが、自己採点レベルではありますが、8割を超えました。
この理由は間違いなく「やることを絞ったから」です。

Nii Schoolでは、お馴染みの「基礎マス」を指定の問題集として扱っていますがとにかく全員に「これだけを完璧にすること」と伝えています。

これだけ問題集が溢れた時代に、やることを絞るのはとても大変。

これからの受験生に意識してほしいのは「やった方がいいこと」ではなく「やらなければいけないこと」を優先的に学習しないと受験で結果を残すことはできません。
そして、その「やらなければいけないこと」を判断し、決定するのが本当に難しい。
その生徒にあったものを選定しないといけないからです。

数学ではこの「基礎マス」をメインに扱うよう指示しているわけですが、これで生徒たちの迷いを払拭し、何をすべきかを明確にしています。

当然、共通テストにも一般試験、二次試験にも対応できるよう作り込んでいるわけですが、それでも「他の問題集もやった方がいいかも・・・」と迷う生徒もちらほら。

そこでしっかり「もちろんやってもいいけど、基礎マスを潰してからにしようぜ」と声をかけ、やることを絞らせていました。

結果的に、共通テストで理系は平均8割をこえ、国立文系は6割を超えました。

やることを絞る指導は、他の教科についても行い、物理化学で満点を出すなど、学習効果は確実に表れていると思います。

ぜひ、大手予備校の「安心感」のためにお金を使うのではなく「ちゃんとした教育」にお金と時間を使っていただけたらと思っています。

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