共通テストまであとわずかになりました。
高校3年生のテスト前最後のミーティングも終わり、みんなで「お守り」なるものを作りました。
これに関してはまたブログで紹介します!
さて、今日は、これから受験に向かう高1・高2に向けたお話。
教員をやって、学習塾を経営して、延べ何百人と生徒を見ていると、結局学力が上がるかどうかを決める要素は限られていることがわかってきます。
結論から言うと、それは「ちゃんとやるかどうか」です。
少し解説します。
「量」をちゃんとやる
学校でも塾でも「課題(=やるべきこと)」が出されると思うんですが、それをきっちりこなせる生徒って結構少ない。
宿題を出しても、結局不完全のまま提出したりする生徒が多い。
でも、成績がちゃんと上がる生徒は課題でもなんでもきっちり期日までに終わらせてくるんです。
これが「量」のお話。
これって側から見れば、結構単純なことで、「やればいいじゃん」と思うかもしれないですが、この山が結構高く険しい。
僕が見た中で、成績が上がってない生徒はほとんどこれができてない。
量をこなすだけなので、質がいいか悪いかなんて考えていないんですが、それでもちゃんと「量」をこなして持ってくる生徒があんまりいないんです。
逆にこれができるようになることが最初のステップ。
だから、僕が指導するとき、何回も何回も指導するのは「ちゃんと言われたことをやり切ること」です。
年末年始に、高1と高2に課題を出したんですが、それを完璧にこなしてきた生徒はあまりいませんでした。
年末年始の誘惑に負けて、課題が終わらなかった生徒が多い。
でもそれだと、やっぱり成績は上がらないし、伸び悩む。
やるべきことをきっちりやる力を身につけさせることができれば、かなり学力は上がります。
ここを指導して、学力を上げないといけないなと痛感しています。
「質」をちゃんとやる
量をこなせるようになってから、次に問題となるのは「質」です。
この質というのは、ただこなすのではなく、身につくようにやったかどうかです。
例えば、一周解いて間違えたところの解き直しをやらないと当然できるようにはならない。
ここが適当だといくら量をこなしても成績が伸びないんですよね。
よく問題集を完璧にすることを僕は「俺が適当に問題を決めて解いてごらんと言った時、どの問題でもすらすら解ける状態にすること」と言っています。
なので、量をこなせるようになったら次はしっかりと質を上げていかないといけない。
「質」をちゃんとやり始めると、ぐんぐん成績が上がります。
ただこの質の確保は、ちょっとスキル的な部分もあるので、Nii Schoolの生徒には「復習カレンダー」などの作り方を教えたりしながら、システム的に質の担保ができるように指導しています。
「質」をちゃんとやるって思ったより難しく、「やったはずなのに!」となることもしばしばありますが、これは裏を返せば「量」はこなせている証拠。
高3では当然みんな量をこなしますが、高1・高2だとそもそも量をこなせない生徒が多いわけです。
なので、この質で悩んでいる高1・高2がいたら頑張ってる証拠だと思います。
今日は「ちゃんとやる」ということを量と質に分けてお話しました。
Nii Schoolでは、これら二つを「ちゃんとやる」ように何回も何回も声をかけ、ミーティングをし、コーチングしています。
これから高1・高2はさらにエンジンをかけて成績を上げていくぞー!!!!!