壊れてる計算機で答えを出すな

こんにちは。Nii School代表の武末です。

今日は、生徒との面談で話したことを共有します。

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自分の「計算機」が壊れていたら?

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ある生徒がいました。

彼は計画を立てても、なぜか毎回うまくいかない。

学習計画も生活計画も、ことごとく失敗してしまう。

そんな時、僕がある目標に対して具体的な計画を提案すると、なぜかこう言うんです。

「もう一回自分で考えてみます」

でも、ちょっと待ってほしい。

それまで何度も使ってきたその「計算機」で答えを出しても、毎回間違ってきたわけです。

壊れている計算機を使い続けて、また同じ間違った答えを出すのは当然の結果ですよね。

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正しく計算できる人の「計算機」を使う

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だから僕は、その分野で正しく「計算」ができる人──つまり経験を持ち、確率の高い方法を知っている人──の計算機を使うべきだと伝えます。

もちろん、僕の答えが100%正しい保証はありません。

でも、その生徒が自分の計算機で出す答えよりも、圧倒的に正解に近い確率は高い。

だから「まずは素直にやってみよう」と提案しました。

すると生徒も納得し、実行。今のところはしっかり機能しています。

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ビジネスにも通じる考え方

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この話、実は教育だけでなくビジネスにも当てはまります。

自分が正解を出せる「計算機」を持っている分野と、そうでない分野を冷静に判断すること。

そして、何度やってもうまくいかない分野については、正解を出せる他人の計算機を素直に使うこと。

これが成果を出す近道です。

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最後に

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壊れている計算機を無理に使っても、出てくる答えは間違ったまま。

大切なのは、その事実を素直に認め、正しい計算ができる人の力を借りることです。

それが、受験でもビジネスでも結果につながる一番の方法だと思います。

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