富士山は人生そのものである

こんにちは。Nii Schoolの武末です。

僕が初めて関東に来たとき、富士山の存在感に心を奪われました。

どこからでも見えるその姿、季節や時間によって表情を変えるその姿、そして何より、その美しさと圧倒的な大きさに、ただただ感動しました。

「この山の頂上から見える景色は、一体どれほどすごいのだろう」

そんなふうに、僕は思っていました。

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綺麗なものの裏にある“地味な現実”
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でも、富士山を実際に登ったことがある人に聞くと、こう言うんです。

「登ってるときは、とにかく地味。ひたすら単調な砂利道で、心が折れそうになる瞬間がある」と。

遠くから見る富士山は綺麗なのに、近づいて、実際に登ってみるとそこには華やかさなんて一切なくて、あるのは、ただただ地味な道のり。

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これは、受験も、人生も同じだ
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これって、受験もまったく同じだと思うんです。

先輩たちの「合格」の姿は眩しい。
SNSの報告や、張り出された合格者一覧を見ると、まるで天才に見えるかもしれない。

でも、その先輩たちが通ってきた道は、富士山の登山と同じ。

地味で、きつくて、誰にも注目されない努力の積み重ねだった。

実際にその道を歩き始めると、
「思ってたよりキツい」
「こんなはずじゃなかった」
と感じる日が何度もやってくる。

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諦める=下山
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そうして、途中で無闇に志望校を下げたり、勉強の手を止める人が出てくる。

「山頂になんか行けるわけがない」
「無理だから、降りよう」

そう言って、下山してしまう。

でも、実際はそんな声に惑わされず、地道に、地味に、コツコツと歩き続けた人だけが、本当に頂上にたどり着くことができる。

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登山の始まり
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そろそろ夏がが始まります。

3年生は、いよいよ勝負の夏が始まる。
2年生は、夏から本格的に受験勉強が始まる。

頂上にいる先輩は、きっと輝いて見える。
「自分もああなりたい」と思う気持ちは自然なこと。

でも、その姿になるためには、やっぱり“あの地味な道”を歩くしかないんです。

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下山せずに、立ち止まる
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疲れたら、立ち止まってもいい。
休憩したって構わない。
でも、“下山”だけはしないでほしい。

Nii Schoolは、そんな君たちを何度でも応援する場所でありたい。

一緒に歩みを進めよう。
そして、旅立つときは、一緒に山頂からの景色を見よう。

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最後に
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富士山の頂は、遠くから見るよりずっと過酷だけど、そこにたどり着いたときの景色は、きっと一生忘れられないものになる。

受験も、人生も同じ。
遠くから見る“成功”は眩しく見えるけれど、そこにたどり着くには、
地味で単調な毎日を歩くしかない。

でも、大丈夫。
みんなならできる。

僕は、そう信じてます。

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