どんだけ温泉行っただけで書くことあるんだよと思われるかもれません。
僕もそう思いますのでなんの反論もありません。笑
さて今日は「自分で乗り越えるしかないよな」というテーマでお話します。
まあこれも”学び”かと言われたらちょっと違うんですが、とても心が動く出来事があったので共有します。
サウナから上がって自販機で飲み物を買おうとした時でした。
小学生3人組が僕より先に自販機で飲み物を買っていました。
先に2人(A君とB君とします)がジュースを買っているんですが、最後の1人(C君)はジュースを買おうとしません。
A君がが「お前買わないの?」と聞くとC君は「別に飲みたくない」というのです。
するとB君が「お前んち金ないもんな笑」と言ったんです。
それに対してC君は”笑顔で”「うるせー黙れ!」と言いました。
まあこれが冗談なのか、わからなかったんですが、C君が来ていたサッカーウエアがナイキのトータル90のデザインでした。
僕と同じ年代なら知ってる方もいるかもしれませんが、ナイキのデザインで2002年くらいに一世を風靡したデザインです。
そうするとその子からするとかなり昔のデザインのウエアを着ていたことになります。
かなり前のデザインで、着古されたウエアだったので、お金がないのは本当なのかもな、と思いました。
で、本題はここからです。
僕は後ろにいたので「一緒に飲みなよ」と買ってあげることもできます。
でも僕は絶対にそんなことはしません。
なぜならこれはちゃんと本人が、恥ずかしくて悔しくて切なくて、どうしようもない感情をありのまま受け止めるべきだからです。
僕もお金に余裕がある家ではなかったので、とてもその気持ちはわかります。
選択肢が与えられない辛さや苦しさは嫌というほど味わってきました。
でも、この悔しさが今の原動力になっているのは間違いありません。
そして、これは一生自分に付きまとう問題だからこそ一時的な解決は何の意味もないことを知っています。
C君が感じたであろう感情はきっと人生の財産です。
そしてその財産を胸に抱えて、中学高校大学と進むべきだと僕は思っています。
さらに言えば、この問題は社会に出たらなおさら「自分で」解決しなければならない問題なんです。
むしろもっと環境としては過酷な人もいます。
温泉に入れているだけまだマシなのかもしれない。
僕がここでC君に伝えたいのは
「決してこの現実から目を背けず受け止めるんだ。そしてその感情をエネルギーに変えるんだ。このジュース1本買うことの難しさを知っている君はこれからきっと大きく、強くなれる。ジュースより貴重なものを手に入れたんだ。」
ということ。
A君とB君がジュースを飲むのをみながら、雑談している横で僕は自販機で天然水を買いました。
この天然水は僕が稼いだお金で買った天然水です。
C君がこれからいろんなことを経験して、強くなって、自分でお金を稼いで、自販機でジュースが買えることを祈りながら僕は僕でこれからも頑張ろうと思いました。
さあ、やったるぜ。C君に「結局頑張っても何も変わらないじゃん」と言われないように。