親の痛みと子育て | 希望ヶ丘大学受験専門塾ブログ

最近子供達が楽しそうにしていると「幸せだな」と感じるようになりました。
なんとなくその感情から「父親になったな〜」と実感します。

でも、それと同じように子供が苦しんでいると自分のこと以上に苦しくなることもあります。

娘が最近「幼稚園に行かない!」と泣くことが増えてきました。
理由は「プールでお姉ちゃんお兄ちゃんがバシャバシャして水がかかるから」でした。

「幼稚園に行きたくない!」と泣きじゃくる姿はやっぱり心は痛くなるし『可哀想だから』幼稚園に行かなくていいよとなりがちです。

でも僕はここら辺、教育の知見があるので「幼稚園は行くもの!」でもないし「休んでいいよ」ともなりません。

親が子を教育する目的は「自立させること」にあると思っています。

そうした時、娘は自分で環境を選び、自分で困難を乗り越えていかないといけない。

そう考えた時、適切な声掛けが必要です。

僕はまず「なんで幼稚園に行きたくないの?」と聞きます。
そうするとプールの話が出たので

「じゃあ幼稚園に行くことは嫌じゃないんじゃない?」
と整理しました。

加えて「プールは自分で入るかどうか決めたらいいと思うけどどうかな?」と伝えました。
自分でチャレンジするかどうかの選択肢を与えます。

そうすると娘は納得して幼稚園に行きました。

その日は、自分で幼稚園の先生に「プールには入りたくない」と伝え、入らなかったそうです。
それでいいと思っています。

苦しい環境を娘が納得してないのに押し付けるのは違う。
でも、その困難を分析せず、整理しない癖をつけさせ、無闇矢鱈に困難を避けさせるのも違う。

自分で整理して、自分で考え、選択させる。

これは3歳でも実行できる思考です。

親ができるのは本当にこれくらいで、あとは幼稚園の先生にこの経緯を共有しておくこと。
あとは現場の先生を信頼して任せるべきだと思っています。

もちろん、僕はこんな泣きじゃくる姿を見ればしんどいし、幼稚園に行かせず家で楽しい時間を過ごさせる方が楽です。

でも僕は明日に死ぬかもしれない。

親は子供を愛してるからこそ、いつ死んでもいいように「自立」に向けて背中を押す覚悟が必要だなと思っています。

ただやっぱり親なので、頑張って帰ってきた時にはほっぺたがちぎれるんじゃないかと思うくらいチューしてハグもします。
そして改めて「今日は朝いかないと言ってた幼稚園に行ったのはすごいね!パパにはできないかも〜」と言って成功体験へのフォローをします。

子育てってすごく難しいけど、楽しくて充実した時間だなと思っています。

これからもちゃんとした父親になれるよう頑張ります!!

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