こんにちは。Nii School代表の武末です。
今日は、多くの中学生・高校生が感じている疑問について話してみたいと思います。
「なんで大人って、すぐ“勉強しなさい”って言うんだろう?」
これ、たぶんほとんどの人が一度は思ったことがあるはず。
でも、今日はそこにちゃんと答えてみたいと思います。
大人は、「勉強しなさい」の“意味”を知っている
まず、はっきり言います。
大人たちが「勉強しなさい」と言うのは、
うるさくしたいからでも、コントロールしたいからでもありません。
ただ一つ、『勉強が君の未来を助けると知っているから』です。
これは、自分たちが大人になってから気づいたことでもあります。
だからこそ、『できるだけ早く気づいてほしい』と願って声をかけているんです。
生徒たちにやる気が出ないのは、「必要性」が見えていないから
逆に、勉強する気が出ない理由もはっきりしています。
それは、『なぜ勉強するのか=必要性と重要性が見えていないから』です。
高校1年生、2年生の段階でやる気が出ないのは当たり前です。
だって、大学受験の範囲がどれだけ広くて、
試験がどれだけ複雑で難しいかを『本当の意味で理解していない』から。
これは脳科学でも言われていて、
『人は“危機”や“現実”を認知できたときに初めて、本気で動き出す』と言われています(※扁桃体の活性化と実行機能の結びつき)。
「火事が起きてるのに気づいていないだけ」かもしれない
こんな例を考えてみてください。
もし、自分の部屋のすぐ外で火事が起きていると知ったら、
きっとすぐに逃げ出しますよね。
でも、その火事に気づいていなければどうなるか。
おそらく、スマホを見ながらゴロゴロして、何もしないまま過ごすはずです。
つまり、『今どれだけ大事な時間なのか』『どれだけ危機が近づいているのか』が見えていないだけなんです。
正しく“今”を理解すれば、やる気はあとからついてくる
だからこそ、僕たちNii Schoolでは、
『全学年、毎月1回のミーティング』を実施しています。
目的はひとつ。
『今の自分がどこにいて、どこに向かっているのかを“正しく認識する”こと』。
それができるようになると、自然と行動が変わってきます。
結果的に、勉強に対しても真剣になっていき、ちゃんと成果が出るようになります。
勉強は“人生を作る道具”。道具の意味を知らなければ、意味がない
大手の塾や予備校では、ただ授業をするだけ。
でも、それだけでは意味がありません。
なぜなら、勉強は『内容』よりも、『その必要性と意味づけ』を理解しないと、
行動に変わらないからです。
勉強というのは、
『人生を自分で選んで生きていくための“道具”』です。
だからこそ、『この道具って何のためにあるんだろう?』という理解がなければ、
いくら授業を受けても、身にはつかない。
自分で理解し、自分で選ぶ。その上での“選択”なら、何を選んでもいい
ここで、はっきり伝えておきたいことがあります。
『だからみんな、勉強だけやれ』と言いたいわけじゃありません。
部活を選ぶのもいい。
やりたいことに時間を使うのも素晴らしい。
その選択が『悪』だとは思っていません。
ただ大事なのは、
『全体を正しく理解したうえで、選択しているかどうか』です。
『見たいものだけを見る』のではなく、
『現実を正しく見た上で、自分で選ぶ』こと。
それが、『後悔しない人生の選び方』です。
最後に
勉強は確かに大変だし、めんどくさいことも多い。
でも、『それを乗り越えた人だけが持てる“選べる未来”がある』のも事実です。
大人が「勉強しなさい」と言うのは、
君の可能性を信じているから。
未来を後悔してほしくないから。
そして、自分たちがあのとき『やっておけばよかった』と思った経験をしているから。
まだ間に合います。
だからこそ、今この瞬間を『正しく理解すること』から始めてみてください。
そこから、すべてが変わります。
それではまた!