こんにちは。Nii Schoolの武末です。
今日は、公文に娘を連れて行ったときに改めて気づいた、『親が口出ししないこと』の大切さについて書こうと思います。
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つい指摘したくなる親心
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4歳の娘が、プリントに向かって問題を解いていました。
「そこ違うよ」
「もうちょっとゆっくり書いたら?」
「ちゃんと考えてみてごらん」
そんな言葉が、喉元まで出かかる瞬間が何度もあります。
でも、僕はいつもグッと堪えています。
これは、僕が口を出すべきことじゃない。
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その役目はスタッフの方のもの
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娘の間違いや書き方に気づいても、それを後で指摘するのはスタッフの方の役目です。
親がその都度「ここ違う」「もっと丁寧に」なんて声をかけてしまうと、子どもは“間違うことが怖く”なってしまう。
「また怒られるかも」
「自分でやるの、やめたほうがいいかな」
そんな気持ちが芽生えたら、せっかくの“自分で考える時間”が意味を持たなくなってしまいます。
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指摘よりも、安心を届ける
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僕たち親が本当にすべきことは、『正解を教えること』じゃない。
そうじゃなくて、『安心して間違える環境』をつくることです。
横で黙って見守る。
うなずくだけ。
笑って「がんばってるね」と伝えるだけ。
それだけで、子どもは十分に頑張れます。
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間違えるからこそ学びが深まる
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子どもは、間違えながら学んでいきます。
一度間違えることで、「あれ?何か違うな」と考える。
その考える時間こそが、“学び”の本質です。
親がそこで先回りしてしまったら、その考えるチャンスごと奪ってしまうことになるんです。
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見守ることは、決して“何もしない”ことではない
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「何も言わない=無関心」とは違います。
声をかけずにそばで見守ること。
それは、“信頼”のメッセージです。
『あなたならできる』
『間違っても大丈夫』
そんな言葉を、言葉じゃなくて“態度”で伝えること。
それが、親にできる最高のサポートだと僕は思っています。
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最後に
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公文の教室で黙ってプリントに向かう娘を見ながら、僕は何度も「口出したい」気持ちをこらえました。
でもその後、娘は自分なりに問題を解ききって、満足そうな顔でこちらを見てきました。
親が子どもの前でできる一番の応援。
それは“教えること”ではなく、“信じること”です。
今日も一緒に、静かな応援者であり続けましょう。
それではまた!