こんにちは。Nii Schoolの武末です。
今日は、「迎合する教育」について、僕が日頃感じていることを率直に書いてみようと思います。
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“響く指導”を避けてはいけない
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最近の教育現場を見ていて思うのは、
生徒の機嫌を損ねないように…
クレームが来ないように…
そんな空気の中で成り立っている“クレーム防止主義”的な指導が増えているということ。
厳しいことを言えば、反発されるかもしれない。
親御さんに伝わった時に、クレームになるかもしれない。
だから本当は伝えるべき“響く話”を、
指導者側が避けてしまっている場面に、僕は何度も出会ってきました。
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保護者の方が本当に望んでいることって?
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でも、それって本当に保護者の方が望んでいることなんでしょうか?
もちろん、塾での子どもの様子が荒れていると心配になります。
でも本質的には、きっとこう思っているはずです。
「この子の将来が心から安心できるものになるかどうか」
「人として、ちゃんと育ってくれているかどうか」
一時的な成績アップや、合格通知一枚のためだけに
“子ども扱い”を続けていては、結局長期的には本人のためにならない。
むしろ、合格した“その先の人生”を真剣に考えている保護者の方が多いと、僕は確信しています。
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成績向上のために、人間力が必要
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もちろん僕たちは、塾として成績向上や志望校合格を
最重要ミッションとして掲げています。
だからこそ、授業のクオリティ、教材の精度、学習計画の設計など、全てにおいて妥協はしません。
でも、その成績向上の“前提”となるのが、
生徒自身の姿勢や人間的な成長だと思っています。
挨拶ができる。
目を見て話ができる。
わからないときに素直に「教えてください」と言える。
アドバイスをもらったときに、感謝できる。
たったこれだけのことができるだけで、
周囲から応援され、指導の“質”が変わります。
それが、合格に繋がる。
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表面じゃなく、根っこを育てる教育を
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僕たちが目指すのは、表面的な教育ではなく、
“根っこから変えていく”教育です。
一人ひとりの生徒と向き合い、
本気で伝える。時に厳しく、時に寄り添って、
生徒の人生に“本当の意味で”向き合う。
その過程で、伝えにくいことも出てきます。
でもそれを避けるのではなく、
勇気をもって伝えることが、プロの仕事だと思っています。
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最後に
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僕たちは、ただ“通いやすい塾”を目指しているわけではありません。
本気で生徒の人生を良くしたいと願う、
保護者の方々のパートナーでありたい。
だからこそ、“迎合”ではなく、“信頼”の上に成り立つ指導を。
言うべきことを言い、やるべきことをやる。
その覚悟を持って、今日も目の前の生徒と向き合っていきます。
そして、そんな僕たちの指導を理解し、支えてくださる保護者の方々に、心から感謝しています。
これからも、ブレずに、本質的な教育を届け続けていきます。