今日は、担当している1年生のクラスに話したことを少しここでもお話しようと思います。
僕が、初めて関東に来た時、富士山の大きさにとても驚きました。
どこからでも見え、季節によって表情を変える富士山の偉大さは、現在でも色褪せることはありません。
あの綺麗な富士山の頂上から見る景色もきっと絶景なのだろうと思います。
しかし、富士山を少し調べてみると、実際の山頂までの道のりは、決して華やかではなく、むしろ地味できつい道のりのように見えました。
富士山から距離があれば素晴らしく綺麗に見える山頂までの斜面も、実際に登ってみると地味で険しく華やかさなどありません。
これは受験にも当てはあることです。
先輩たちの合格という結果を見れば、華やかでカッコ良く、あたかも天才のように思えます。
しかし、その先輩たちが歩んできた道のりは、地味で辛く険しい道のりでした。
そして、その先輩に続こうと実際にその後を追い、受験勉強を開始すると、驚くほど地味で、険しい道のりであることに気づくわけです。
実際に受験勉強が始まると、その道のりの地味さ険しさに心が折れ、志望校を下げたりする(=下山する)人が続出します。
下山する人は言うのです。
「山頂になんか行けるわけがない」
このような言葉に惑わされず、ただ愚直に山頂を目指し、歩みを続けた人にだけ山頂に到達することができます。
これから新年度が始まり、新3年生はいよいよ受験生としてさらに勉強のペースを上げていくことになります。
新2年生は、今年の夏から受験勉強をスタートさせ本格的な大学受験が始まります。
きっと志望校に合格した先輩たちは輝かしく見えるはず。
そんな自分になりたいと憧れを抱くはず。
でもなりたい自分になるためには、地味で険しい道のりを一歩一歩、進んでいくしか道はないのだと思います。
きっと途中で、志望校を下げたり、勉強をやめたくなったりするときがきっとあります。
そんな時、Nii Schoolは立ち止まっても決して下山せず、また休憩してでも良いから歩みを進められるようサポートしていきます。
Nii Schoolを旅立つ時、みんなで山頂からの景色を見たいなあと改めて思いました。
大丈夫、みんなならできる。