忘れたいけれど、忘れてはいけない日。

今日は3月11日。13年前の今日、たくさんの悲しみが日本を包みました。

3月11日は、必ず東日本大震災と向き合うようにしようと決めています。

去年の今日もブログを書いているので、同じ内容はなるべく避けたいと思いますが、それでも皆さんに聞いてほしい曲があります。

この曲は、5年前に書かれた曲です。

これが出た頃は僕はまだ教員でした。

教員時代は、この曲をみんなで聴き、クラスで黙祷していました。

きっと現地の人は、忘れたい記憶なのかもしれません。

黙祷なんてのは、結局外野だからできることで、悲しみの当事者だったらそんなことすらしたくない、できない、のかもしれません。

僕には想像もできない悲しみだったと思うから、黙祷をしようと呼びかけること自体本当は良くないことなのかなと考えた時期もありました。

でも、僕たち大人ができることは子供達、次の世代にちゃんとこの歴史を伝え、次の世代では同じような悲しみを味合わなくていいようにすることだと思っています。

3月11日という日は、忘れたい日であるけれど、決して日本人として忘れてはいけない日であることに間違いありません。

2011年3月11日から今日という日が遠ざかれば遠ざかるほど、たくさんの人が忘れ、思い出すことがなくただの1日になるのだと思います。

でも今日だけは、忙しい日々の中でも、少し立ち止まって、今に感謝し、これからの毎日を生きれることに感謝しなければいけないなと強く思います。

そんな偉そうなことを言っている僕も、今日なかなか時間が取れず、落ち着いてあの日と向き合うことができませんでした。

大学入試が終わって母校に合格の報告をしに行ったあの日。

テレビに流れていた映像が映画のワンシーンであることを祈ったあの日。

だんだんと僕も3月11日がただの1日になっているような気がします。

僕は教育者であるから、たくさん子供達と接するから、こういう日を忘れることなく次の世代へ繋げていかないといけないなと改めて思いました。

今の時刻は、23時18分。

高校受験の授業が終わって帰ってきたところです。

この時間まであまり余裕がありませんでした。

でも、このブログが間に合ってよかった。

今生きていること、たくさんの仲間・生徒・保護者の方に囲まれてお仕事ができていることに感謝して、明日からも一生懸命に生きたいと思います。

合掌。

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