今は大学受験のシーズン。私立大学の合格発表が続いています。
合格の知らせが届くたびに歓喜の声が響きますが、その裏には必ず不合格という現実があります。
もちろん、Nii Schoolの生徒の中にも私立入試で思うような結果が出なかった生徒もいます。
これから多くの学習塾や予備校が華々しい「合格実績」を掲げ、夢を見させる時期になるでしょう。
しかし、現実はそんな綺麗事ばかりではなく、たくさんの悔し涙が流れるのもまた事実です。
毎年、僕は嬉し涙よりも悔し涙を心に刻みます。
そして、「次の年には同じ涙を生徒たちに流させない」と決意を新たにします。
合否には明確な原因や特徴があります。
ただ、それをブログに書いてしまうと、個人の特定につながる可能性があるため、具体的な分析は面談などで直接お話しするようにしています。
僕が常に生徒たちに伝えていることがあります。
それは、「エレガントな解法よりも、試験本番で再現できる解法を身につけること」。
受験という戦いにおいて、勝率を上げるための作戦の一つです。
僕は「教育」がしたくて学習塾をつくりました。
でも、塾という形態をとっている以上、まず求められるのは「学力の成長」と「合格実績」です。
そして、その先にようやく「人間的な成長」を語ることができると考えています。
先日、高校2年生の進研模試で数学の偏差値が10上がった生徒がいました。
これは特別なことではなく、「僕が言ったことをちゃんとやったから」にすぎません。
ただし、模試の結果はあくまで途中経過。
まだ国立大学の二次試験まで時間があります。
最後まで「結果」を出せるよう、全力を尽くしたいと思います。