こんにちは。Nii School代表の武末です。
今日は、保護者の皆さまにこそ届けたいテーマがあります。
それは、『大人こそ夢を持とう』という話です。
「夢は子どもが持つもの」…本当にそうでしょうか?
夢を語るとき、多くの人がこう思っているかもしれません。
「もう大人だし、今さら夢なんて」
「現実を生きるだけで精一杯」
「夢は子どもが持つもの」
でも、僕はこう思います。
『夢は年齢で区切られるものじゃない』と。
むしろ、大人こそ夢を持つことで、人生に活力が生まれる。
そして何より、『大人が夢を語る姿』を見た子どもは、自然と“夢を見る力”を学んでいきます。
夢を持つと、脳はポジティブに働く
夢や目標を持っている人には、共通点があります。
それは『前向きに生きている』ということ。
実際に、アメリカの心理学者チャールズ・スナイダーが提唱した「ホープ理論」によれば、
人は『目的(=夢や目標)を持っていると、問題解決能力や回復力が高まる』ことが分かっています。
また、将来への期待や希望を抱いている人ほど、
・ストレスへの耐性が強く
・日々の幸福度が高く
・自分を信じる力(自己効力感)が強い
という研究結果もあります(Snyder et al., 2002)。
つまり、夢を持つこと自体が、心と脳にとって“前向きなスイッチ”になるんです。
大人の夢は、子どもの“生き方のモデル”になる
子どもたちは、日々、大人の背中を見て育っています。
勉強をがんばる理由も、礼儀や努力の意味も、
「周りの大人がどんなふうに生きているか」で自然と吸収していく。
そんな中で、大人が「もう夢なんてない」と言っていたら、
子どもは「大人になるってそういうことか」と思ってしまうかもしれません。
でも、大人が「こうなりたい」「これがやりたい」と語っていたら、
子どもも「大人って、楽しそうだな」と感じるはずです。
『夢を語れる大人』は、『夢を信じられる子ども』を育てる。
これも、Nii Schoolが大切にしている教育のひとつです。
小さな夢でいい。誰かと比べる必要もない。
夢というと、何か壮大なものをイメージしがちですが、
実は、夢の大きさなんてどうでもいいんです。
・将来は海の近くで暮らしたい
・自分の店を持ってみたい
・本を出してみたい
・家庭菜園で野菜を育てたい
そんな“小さなワクワク”で十分。
むしろ、「毎日がちょっと楽しくなる」夢こそ、日々の原動力になります。
最後に
僕自身、まだまだ挑戦したい夢があります。
そしてその夢があるからこそ、毎日を走り続けられていると思っています。
大人が夢を持つというのは、自分のためだけではありません。
『自分の人生にエネルギーを持つ』こと。
そして『そのエネルギーが、子どもたちの心に火を灯す』こと。
それこそが、子育てにおける“最大の教育”かもしれません。
だからどうか、「夢なんて今さら」と思わず、
ぜひ自分の心にもう一度、問いかけてみてください。
『今、自分が心からワクワクすることってなんだろう?』と。
きっとそこから、子どもとの関係も、日常の景色も、少しずつ変わっていくはずです。
それではまた!