高3の問い合わせをいただいたんですが、大手の個別指導に通っているとのこと。
そこで衝撃だったのは「受験計画の話は一切なく、受験方式の説明も、共通テストの位置付けも、合格最低点も何も聞いてない」とのこと。
おいおい、野球するのにグローブもバットも持って行ってないのと一緒だぞ。
そこで緊急のミーティングをして急いで計画を立てているところ。
本人に勉強時間を聞けば「平日はあんまりしてなくて、休日は2時間くらい」とのこと。
おいおい、サッカーするのにボール持っていかないのと同じだぞ。
じゃあこの勉強時間の少なさはどこからくるかといえば「知らないから」の一点に尽きる。
何を知らないかといえば「受験の”当たり前”」を知らないから。
最近全学年でこの”当たり前(心理学でいうコンフォートゾーン)”をどうやってずらしていくのかを話しています。
受験の当たり前をしっかりと知り、自分の当たり前をずらしていけば自然と勉強のやる気は出てくるわけです。
毎日歯を磨くことは皆さんにとって当たり前なわけですが、その当たり前から少しズレると気持ち悪く歯を磨かなければ嫌な気持ちになり、「歯を磨きたい!」というやる気が出てくるはずです。
勉強においても「毎日3時間勉強する」を当たり前にしておくことで、「2時間の勉強」から「あと1時間しないとな」というやる気が生まれます。
どれくらいの「当たり前」を作っていくのかがとても重要です。
その当たり前をしっかりと作り込んでいくことが、学年全体のモチベーションを高めていくことに繋がります。